福岡の理科実験塾:エジソン少年理数工房 

エジソン少年理数工房・責任者小松のひと言日記です。
渓流に始まり渓流に終わる


 釣りの話ではありません。今年の夏休みのことです。「子どもの陶芸」から始まった野外工作も、自宅近くのちいさな沢あってのイヴェントでしたし、8/31 夏休み最期の一日をつかっての「椎原川源流 水遊び」もただただ楽しいばかりでした。

 この「椎原川源流 水遊び」は少し説明が必要です。卒業生の一人から
「脇山自然教室 近くの沢で水遊びがしたい」との話が舞い込んできたとき
どうせなら もっときれいでもっと荒々しい本格的な渓流を知ってほしい
と願い、二度の下見をやりながら計画をねって当日を待ちました。

 当初三人の予定は前々日から希望者が増え始め、子ども九人、大人 八人の大所帯となって始まったのです。みなさん、よほど遊びの嗅覚が研ぎ澄まされているのでしょうか、他には一人もいない澄み切った流れの中で遊び、ソーメン流しもお腹いっぱい味わったようです。

 流れに向かって立ったり座ったりしているだけで何時間でも遊べるのです
島崎俊樹の言葉を借りるならば「過去も未来もなく、ただ今という時間の上でピヨンピヨン飛び跳ねてているだけで新しい世界がどんどんやってくる子どもの世界」がそのまま証明されているような楽しい光景です。

 水木しげるの妖怪 ”あずきばかり”の名せりふ「永遠は一瞬であり、一瞬は永遠である」も思い起こされます。一瞬が永遠 である「恋愛」を封じ
子どもの笑顔に「一瞬の永遠」を追う母親のまなざしも眩いばかりです。


 



作成日時2010/09/05 18:08:27