福岡の理科実験塾:エジソン少年理数工房 

エジソン少年理数工房・責任者小松のひと言日記です。
バナナ電池/野菜電池


 リンゴ、ミカン、レモン、スイカ、ゴーヤ、バナナ、トマト、キューリ、
野菜、果物 なんでも電池の材料になります。

 仕組みは簡単。マイナス極にマグネシューム、プラス極に銅を用い、野菜ジュースで満たせばいいのです。

 容器にフィルムケースを使い、野菜電池は二個直列につなぎました。豆電球の替わりにLED(電子メロディー、発光ダイオード)を使ったことと、
フィルムケースが倒れないような工夫をしたあたりが当工房らしいところでしょうか。

 一番大切な発電の原理ですが、野菜に含まれる弱い酸によってマグネシュウムが溶け大量の電子を生み出します。一方銅は弱い酸にはほとんど溶けません。そこで、マグネシュームを銅と結ぶと大量の電子は銅に流れ込み、これがあたかも水の流れのような電流となるのです。

 この実験がうまくいくのも 僅かな電流で反応するLEDの開発があってこそのことです。

 電極では、電子が水素イオンと結合して水素ガス
を発生します。フィルムケースのふたにガス抜きの孔をあけてあげましょう。(オキシドールをいれてあげてもいいですね)

 写真は右がバナナをすりおろしているところ。左はミカンをすりつぶしているところです。



作成日時2010/09/09 18:14:03