福岡の理科実験塾:エジソン少年理数工房 

エジソン少年理数工房・責任者小松のひと言日記です。
錆実験と結晶作り(硫酸銅、塩化銅、ミョウバン、重曹)


 塩の結晶と平行して行なったのが錆実験です。そしてこの錆実験はそのまま硫酸銅や塩化銅、ミョウバンなどの結晶実験へとつながってゆくのです。


 錆実験の狙いは対照実験にあります。金属材料は鉄、銅、真鍮の三種類
用いる液体は水、食塩水、砂糖水、ミョウバン水溶液、重曹水、希塩酸
希硫酸、石灰水と多種に亘ります。さらに金属をどの位置におけば最もさびるかという場所選びもからんでくるのです。

。ある生徒が銅と希塩酸を選んだ場合、銅釘を1.塩酸のはるか上方  2.塩酸に半分漬かったところ  3.塩酸に全部漬かったところ の三種類の場所別にわけてその錆ぐあいを比べてみるのです。

 生徒ひとりにつき6本の試験管が使えますから一人当たり
金属と溶液の組み合わせとして二組選ぶことができます。

 幸いなことに生徒数は30人。いろいろな組み合わせを楽しむことができました。

 さらに幸いなことにはやく錆実験に取り組んだ生徒からさびる場所に関しては「液体に半分浸けた状態のものが最もよくさびる」ことが判明したので
以後の実験からは金属をすべて溶液に浸けた状態でくらべる方法としたので
金属と溶液との組み合わせの数は一人当たり三組にまでふやすことができました。

 例えば1.鉄+塩水、2.鉄+塩酸、3.鉄+ミョウバンといったぐあいです

写真は3〜4年前の錆実験の名残です が銅釘に硫酸銅の結晶ができているのが良く分かりります。隣の緑色は塩化銅の結晶、白いのはミョウバン、重曹
の結晶のどちらかでしょう

 塩の結晶 同様、継続実験として楽しい実験です。


 



作成日時2010/11/23 18:12:44