福岡の理科実験塾:エジソン少年理数工房 

エジソン少年理数工房・責任者小松のひと言日記です。
水は電気を通すか?


意外とおもしろいんです。
「水は電気を通す」とほとんどの人がそう思っています。
手回し発電器と豆電球と水道水を導線でつなぎ発電機を
回してみると・・・電球は光りません。

 次に電球を電子ブザーに替えてみるとメロヂーが出てきます。
つまり電球を光らせるほどには電気を流さないのだけれど
ほんの少しの電流は流しているということになるのです。

 ではどれくらいの電流が流れているのか?電流計を接続して調べてみました。4〜6ミリアンペアが検出されました。単1電池からは700ミリアンペア
流れることを考えるとざっと100分の1のりょうがかろうじて流れているということになります。

 ではなぜ人は「水は電気を流す」と思っているのでしょうか。「水にぬれた手で電気を触ってはいけない」と子供のころから何度注意されたことでしょう。

 水にぬれた手の皮膚は乾いたひふとちがって大変電気をよく通すようになるのです。水が電気を通さなくても水にぬれた手が電気を通すのです。

 この違い、トリッキーに近いものがありますね。

 写真は通電実験中の様子



作成日時2012/11/07 16:37:14