福岡の理科実験塾:エジソン少年理数工房 

エジソン少年理数工房・責任者小松のひと言日記です。
熱はどこから?


ホッカイロ作り(実験名/鉄の酸化熱)が
順調にすすんでいます。

ただ、重い質問に戸惑いました。

「鉄の粉がさびると、どうして熱が出るの?」

有機物の燃焼による発熱は、
「太陽の熱が出てくるのです」
と答えて済ますのですが、
鉄などの無機物の燃焼や錆びに伴う
発熱の仕組みは?

迷った挙句、家内の古くからの知人で
科学に詳しいKさんに質問したところ
「無機物の燃焼も、有機物の燃焼と同じですよ」
との答え。

「どちらも酸化によって結合が壊され、
結果 結合エネルギーがでてくる」
とのこと。



少し面白い話があるのですが
「ものが燃えるとき出てくる熱は太陽のエネルギーだ」
と語る学生がいます。

彼の話によると、
光合成によって作られる糖類には太陽のエネルギーが
詰まっていて、糖の燃焼とは酸素という缶きりによって
切り出される太陽の熱そのものだ、
とのこと。
解りやすい話しですよね。

よくよく考えてみると鉄が作り出されるまでに
使われる多量の熱も、元は太陽の熱。
石炭、石油、天然ガスの燃焼、は勿論のこと
電気にしても同じことが言えます。
だったらやはり鉄が錆びる時に出てくる熱も
太陽の熱と言えそうですね。

太陽が恋しい季節でもあるのですが
「太陽が神様」
とする説には逆らいようもないようです。

*写真はホッカイロ作り



作成日時2020/02/21 13:51:40